「もし、如月隊長の身に何かあったとしたら私は…ここでのこのこと結果だけを待つことはできません。」

「それは俺もだよ。でもきっと、今俺たちが行動を起こすのは得策じゃない。颯もそれが分かってるから動かないんでしょ?」

なんの状況も掴めていない現状で動いたところで、全く力にならないことは皆分かってるだろう。

他の隊士も、心配そうな面持ちを保ったまま、動こうとしない。

「でもこのまま、何もしないっていうのも…なぁ〜。」

「思い切って、沖田隊長に聞いてみませんか?」

まさか颯からそんな思い切った提案を聞くことになるなんて。

「素直に教えてくれるかは分からないけど…まぁ、行かないよりはいいよね!」

そうして隊士を代表して、俺と颯が沖田隊長に話を聞きに行くことになった。