「……とりあえず、少し話がある。副長室に来てくれ」

「話なら今ここで「副長室に来い」

「…………はぁい。」

せーっかくみんなと稽古してたのに。

「あと、ひかりんキックだかなんだか知らねぇが、そんなん教えてる暇あったら剣術の稽古をつけろ!」

「えっ、副長!それは……!!」

「なんだ水島」

「ひかりんキックは、実際の戦闘でもとても役に立つと思います!!」

「あのな、お前は刀持ってる敵に跳び蹴りで突っ込むのか?そんなに足斬られてぇのか?」

土方さんは呆れたように言葉を紡ぐ。

「副長!お言葉ですが、いくら武士と言えど、刀を常備しているわけではありません。もしそのような、無防備な時に敵から奇襲を受けた時。必ず、如月隊長から教えていただいた体術は役に立つと思います!!」

「如月、お前、一体こいつにどんなホラ吹いてんだ……?」

マズイな。
このままでは、本当に颯がひかりん信者になり兼ねないな。……いや、もう手遅れか。(悟り)