ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

あの後、死ぬほど怒られたのは言うまでもない。

「あーっ!長かった!!」

「副長が怒るとあんなに怒気の含んだ口調になるんですね…」

「あはは、相変わらずねちっこい説教だったね〜」

「諸悪の根源は沖田さんでしょうが!!正直あたしも颯もなにもやってないし!!怒られ損した!!」

諸悪の根源であり、1番怒られていたはずの沖田さんが1番元気ってどういうこと!?

「沖田さんの悪巧みに付き合うとろくなことになりませんね。」

「2人とも。そんなに怒ったら、土方さんみたいに眉間にしわ寄っちゃうよ?」

猫目を愉快そうに細めて、沖田さんはそう言ってのけた。

「「……………………」」


今思えば、これは"ある"フラグ"だったのかもしれない…。