「今日ねっ、久しぶりに教室に行ったんだよ。友達にあえて楽しかったー」
「......」
「体育の授業も出たんだよ」
反応をしない本原くんにただ一方的に話しかける。
ありもしない話をぺらぺらと。
友達なんていない。教室に行ったけど、私の机の中はゴミ箱にされてたよ。体育の授業出たけど一人ぼっちでついて行けなかったよ。
「本原くんは今日何か変わったことあった?」
笑顔を無理やり作って、下を向いて横を歩いている本原くんに話しかける。
「あのさ、」
「ん?」
顔を上げた本原くんと目を合わせると、
「いちいち干渉しないでくれる?うざい。さっきも言ったけどさ、気づけよ」
言葉は残酷で、卑怯者の私にはぴったりだと思った。

