由弥佳は、震えていた。

だから、デートが

終わったあと

紗邪に電話した。

『はいは~い☆
やっとかけてくれたねっ』

紗邪からは

由弥佳と会う

時に限って

電話がかかってきてた。

ここで…決着を
つけてやる。

「……紗邪。
俺が好きなのは
由弥佳だ」

『……だから?』

「……もう
付きまとうのは『……じゃあ』