“駅カフェ・ディーアヌ”

「……誰かが
仕組んだのかもな」

和真くんは、沈んだ
声でそう言った。

「やだよ。
そんなの……考えたくない」

「……じゃあ
デートを楽しむか!」

「……うんっ」

やっと、叶ったの。
誰も邪魔してほしくない…。