あれから、一週間…―

私は、ずっと学校を
サボってる。

母は、感づいて
何も言ってこないから楽だ。

「……やる気……
出ないなぁ」

舞からも
心配するメールや電話が
何件も入ってるのに…―




コンコンッ

「……由弥佳?
お客さんよ。
通して良いかしら」

「……誰にも
会いたくな「本橋っ」

え…桜木…くん?

「あら、じゃあ
今、お茶持ってくるから」

母は、何か楽しそうに
階段を降りていった。