すると上から、ふっと笑いをこらえる声が聞こえてくる。
「怒ってねーよ。からかっただけ。
顔あげろよ?」
恐る恐る見上げると、そこには楽しそうに笑う桐原くんの姿。
怒らせた、わけじゃなかった。
良かったってホッとしたのもつかの間、
今度は桐原くんの笑顔によって、私の心臓は甘い鼓動で忙しい。
パチリと桐原くんと視線が合う。
ゆっくり3秒、逸らさずに見つめ合う。
そして、桐原くんの口を開く。
「好きだ、7年前のあのときから。
お前だけが好き。
もう、離さねえから。ずっとそばにいろよ?」
まっすぐな言葉に、ちょっとの命令口調。
見つめて言われるのは、少し照れる。
だけど、
やっぱり嬉しくて、幸せで、そばいたいって思うから。
「はい!」
自分の気持ちがきちんと伝わるように、大きな声で返事をする。
心からの笑顔で。


