私、逆高校デビューします!



やっぱり、どストライクの顔。ついつい眺めてしまう。

話を聞いていると、滝川はあのT.GWの社長令嬢らしい。
道理でなかなかパーティーで会えなかったわけだ。


滝川は俺に自分の言いたいことだけ言うと、勝手に去ろうとする。


滝川の手首を掴んで引き止める。


滝川は俺が、嫌いなわけじゃない。

それを確かめた瞬間、すごく安心して、俺の想いを遮るものは何もなくなった。


あとは伝えるだけだった。

この溢れる想いを。

ずっと探して来た彼女が目の前にいる。それだけでもう、俺はどうにかなりそうだった。


引き寄せて抱きしめる。自分の鼓動がいつもより早いのがわかる。


「お前が、好きだ。
ずっと、出会ったときから」


7年前のあのときからずっと。

大切に、愛しい想いが伝わるようにぎゅっと抱きしめる。

俺は滝川が俺のこと好きだっていう確信に近い自信があった。