私、逆高校デビューします!



あいつだって相当の覚悟があってあの言葉を言ったんだ。

だったら俺はその覚悟に応えるべきだ。


俺は決めた。そのとき全てを言おうって。

7年前のことも、今この思いも。


放課後。
散々意気込んでいたくせに授業で寝ていたらそのまま約束の4時まで後五分となっていた。

慌てて約束の場所にいくとすでにある滝川の姿。


俺が遅れたことを謝ると、


「待って、ないよ」

と言う声はいつもの甘ったるいぶりっ子ではなく

滝桜と同じ、凛としていて心地良くて程よい高さの声。


そして、そのままメイクを落とす道具を手にする。

どんどん落ちていく化粧に、露わになる滝桜とほぼ同じ顔。


薄化粧をしている分、桜の方が整ってるけど。

それでも普段のブサイクメイクをしている滝川とは比べものにならないくらいの美人さ。

これが、滝川の答えか。