私、逆高校デビューします!



嫌われた?と何度思ったかわからない。

言わなかったらよかった?と幾度後悔したかわからない。


けど、やっぱり何度思っても、俺には言わないという選択肢は浮かばないんだ。

結局は滝川が滝桜なのか確かめてしまうんだ。それが早いか遅いか、それだけだ。

だってそうしないと、俺は前には進めないから。

俺は、どうしても滝川が好きだから。それは、7年経っても全く変わらないから。


***


ある日、滝川が女子集団に絡まれているところを助けると何か決意したのか滝川が話しかけてきた。


今日の放課後、話があるから4時に生徒会準備室でって。


相変わらずのぶりっ子口調だったけれど、その表情はたまに見せる本当の滝川舞桜の姿で。

いたって真剣な瞳を俺に向けていた。

俺には断る理由なんてない。
滝川と話せるなら、なおさらだ。


「わかった」

そう一言だけ残してその場を去る。