辺りが明るくなって俺は口を開く。
「お前、滝桜だろ?」
これは疑問じゃない、確証。
けれど今だに滝川はぶりっ子キャラ続行。俺の問いかけにはしらばっくれる。
そんな焦ってたらそれは正解です。って言ってるようなもんだけどな。
まあ、明日でもいいかと思っていた俺は甘かった。
その日から俺と滝川の関係は悪化……というか一方的に無視されていた。
会話なんて授業中のペアワークとか、そんなもん。
そんな状態が数日続いて、体育の授業で倒れた滝川。
このところ元気がないとは思っていたけど倒れるほどとは思わなかった。
わかってる。無理させたのは俺だ。自分だけ、答えを求めて突っ走って見えなくなって、バカだ。
自分のしたことに情けなくて、悔しかった。
これ以上、衰弱させるわけにはいかない。
そう思って、1度距離を置いた。


