年月が流れ、なんの手がかりもなくあの子を見つけられないまま俺は高校に入学した。
今だに初恋は忘れられそうになかった。
高校で隣の席になったやつは変なやつだと思った。
変にネチネチした喋り方だし化粧も厚い。これが素にしてはキャラが濃すぎる。
とか第1印象は決していいものではなかった。周りのやつらがぶりっ子ブサイク女と呼んでるのが聞こえた。
確かに、とか密かに思ってた。
けど、入学式の次の日。
「わ!!!」
そのぶりっ子ブサイク女が俺に向かってこけて来た。
「は?っちょ、わ!!」
咄嗟のことで反応出来ずに倒れこむ。
痛いし、いい迷惑。
そう思った次の瞬間。
痛いとかそんなのどうでも良くなるくらい、驚いた。
呼吸が、止まるかと思った。


