私、逆高校デビューします!



「ゆうちゃん!私はね、名前に桜って文字が入ってるの!だからね、私は桜の花が大好きなの。その中でもしだれ桜がすきなんだけど。

知ってる?桜にも花言葉ってあるんだよ!」

知らなかったでしょ?と自慢するように、ふふんと腰に手を当てる。


「花言葉?」


「そう!
優美っていう花言葉なんだって。私ね、その言葉大好きなの!だからね、私は優美な女の人になりたいんだっ」


そう一生懸命にニコニコと話す彼女。

動くたびにほのかに香る、花のような、甘くて優しい不思議と安心する香り。

なんの香水だろう?


「出来た!はい!」

ニコッと俺に差し出す。


さっきから何かしてるなと思っていたら、それは折り紙をしていたみたいだった。

ピンクの折り紙で作られた花。なんとなく桜に似ているのは多分気のせいじゃない。


「くれるの?」

「うん!今日出会えた記念だよっ」