あとは、正真正銘
私の問題だ。私が、どうしたいかだ。
今度こそ、本物の私の気持ち。
きちんと、伝えるんだ。
大きくな声で、はっきり。
私はもう、迷わない。間違えない。
したに向けていた視線を、上へ。
「姉さんっ」
李玖の無邪気な笑顔。
「舞桜ちゃん」
千佳さんの優しい声に康明さんの微笑み。
「まーお、頑張んなさいな」
お母様の明るい笑顔には元気をもらえる。
「舞桜なら、大丈夫だ」
お父様の力強い言葉。
やっぱり、安心するな。
少し間を置いて、
「滝川」
最後に、桐原くんが私を呼ぶ。
さっきからほとんど表情を変えなかった、何も言わなかった桐原くんが、まっすぐに私を見る。


