ふぅー。と一つ息をつく。
私は、今まで何かにつけて言い訳、してきたんだ。
自分で決めた、とか言って本当は自分じゃなくて人に責任押し付けただけなんだ。
お見合いのことも、会社のことも、李玖のことも。
自分の気持ちを言うのが怖いから。
言い訳が出来るように。これは決まってることだからって逃れられるように。
だから私は、中途半端なんだ。
だけどもう、責任転嫁できるものはない。どこを探しても逃げ道なんてない。
言い訳できる言葉なんてないんだ。
全て、解決してしまった。
回りくどいやり方はもうおしまい。
私の中に覆い隠すものがなくなった。
あるのは、私の気持ちだけだ。
愛しい好きって気持ちだ。
それは家とか、会社とか関係ない。


