仲がものすごくいいことはわかったんだけど……
私たちのこと忘れてない?
もうそろそろやめていただけるとありがたいんですけど……なんて思ったとき
「なあ、それ後にしてくんね?」
今までまったく口を開かなかった桐原くんがイラついたように声をかける。
私もそう思ってました!とは言えない。
「あ、悪かったな優雅」
康明さんがそう言うと、千佳さんもお父様もお母様も口を閉じる。
この場がまた静寂を取り戻す。
するとお父様が沈黙を切り裂くように口を開く。
「舞桜、李玖。今まで黙ってて悪かったな。
お前らの知ってる通り俺の実家は病院なんだ。
本当は生まれたときから家を継ぐって話だったんだけどな、駆け落ち紛いなことしたおかげでその話はなし。
その上家の敷居を2度と跨ぐなとまで言われたよ。だから俺は今のT.GWを設立した。


