「しかも、そのおかげで僕も千佳と結婚できたわけだしね。感謝してるよ。今じゃラブラブ〜」
康明さんが千佳さんの肩を抱き寄せる。
「ちょっと、やめて」
千佳さんが一喝して康明さんがそそくさと離れる。
「あ、それは今日びっくりしたわ!康くんが千佳ちゃんと結婚してるんだもの」
「まあ、僕が惚れてたしね」
「そうだったのか!康明はてっきり智美のことを……」
「あー、誠一は僕のことそう勘違いしてそうだな〜って思ってた」
「お前なあ!」
「それにしても智ちゃん、よく私の顔覚えてたわねしばらく会っていないのに」
「だって2人とも17年たっても全然変わっていないんだもの。すぐにわかったわよ〜」
わだかまりが解消されたおかげなのか、すごく楽しそうに話を弾ませている。
昔仲良かった様子が目に浮かぶ。次から次へと話が移って話題が尽きない。


