私、逆高校デビューします!



胸の前でぎゅっと手を握り締める。

頑張れ、心の中で応援する。


お父様は少し考え込んで、やがて李玖に柔らかい表情を浮かべる。


「だったら、やってみろ」

李玖の肩をポンっとはたく。了承、のサインだ。

パアアっと嬉しそうに輝く李玖の顔。


「はい!ありがとうございます!」

そんな李玖を見ると私までなんだが嬉しくなって温かい気持ちになる。

李玖、ありがとうね。


「で、舞桜ちゃんはどうする?」


「え?」


今までうちの跡取り問題を黙って見ていてくれた康明さん。

そんな康明さんが私にまた、ニコニコとした微笑みを私に向ける。

どうする……って、どういう意味?


「優雅と婚約するっていう親の許可降りた。跡取り問題も解決した。

もうそろそろ、君の素直な気持ちを聞かせてくれないかな?」