沈黙の中、俯いてじっと考え混んでいると
「姉さん!!」
バンッと扉が勢い良く開く。
一斉に声のする方に視線が集まる。
驚かずにはいられない。
だって、扉の前にいるのは今、アメリカにいるはずの……
「李玖、なんで……!」
弟が立っている。
私だけじゃなく、ここにいる全員の表情が驚きに変わる。
前に見た李玖よりもさらに背が高くなっている。
もう、私とほとんど変わらない。むしろ、追い越されたくらい。
顔つきもより一層大人っぽくなった。
「花音さんからメールもらってすぐ飛んできた」
のん?
あ、そういえば、のんも李玖とメールしてるとは言ってたけど……
どうなってるんだろう?と気になりはするものの
とにかく、今すぐに帰そう。これが最優先だった。
今日のお母様の話を聞く限りそうとう厳しい学校みたいだから。


