私、逆高校デビューします!

だけど……

どうしても私は桐原くんに嫁ぐわけにはいかないんだ。

それは、結果として大好きな家族を裏切ることになるから。

それだけは、何があってもしたくないって昔から決めてるんだ。



「それは違うよ、舞桜ちゃん」

そこで、今まで黙って聞いていた康明さんに声をかけられる。

何が、違うんだろう?


桐原くんと結婚したら普通に考えて私が嫁ぐことになる。そしたら、裏切ったという結果はどうしたってひっくり返らない。


「裏切るんじゃない、新しい関係を作るんだよ」


「え、」


あまりに不意打ちで思いがけない言葉。そんなの、考えたこともなかった。

康明さんの言葉が私の心にスッと入ってくる。