私、逆高校デビューします!



「あら、舞桜。黒も似合うわね〜!」


「あ、はい。ありがとうございます」

こんなときも相変わらずのマイペースのお母様。

「今の声、舞桜も聞いたか?」

「はい、かなり大きな声でしたので何かあったのかと思いまして」


そんな会話をしていると、バタバタと聞こえてくるたくさんの足音。

振動もすごいんだけど……


「俺が様子見てこようか」


そう言ってお父様が玄関の方へ行こうとすると、十数人ほどの集団がこっちにやってくる。

なるほど。たくさんの足音の正体はこれか。


笹本を始めとするうちの従業員さんに囲まれててる見たこともない男の人。

おそらくお父様と同い年くらいだと思う。

目つきはキリッとしていて風格も堂々としてるからどこかの社長さん、かな?


それにしてもうちにこんなにズカズカ入ってくる人初めて見た。