もう、なんで、なんでそんなこと言うかなあ。
優しい言葉かけないでよ。
本当、全部私の心の中、全部読み取らないでよ。
そんな風に
ずっと、ずっと押し込めてたのに
「いたい、よのん」
ほっぺが……痛い。
のんにぶたれたからだよ。
私は最低だから、泣く資格なんてない、だけど……
ぶたれたら痛くて、泣いちゃうじゃん。
「っふ、ぅあ」
胸が痛いよ、苦しいよ。
本当は、ずっと
大声出して、泣きたかったんだ。
笑うんじゃなくて、泣きたかった。
笑顔の仮面が、崩れ落ちる。
「ぅえ、あっの"ん〜どうっして、わったしあんなに嫌っ、なやつになっぢゃっだの〜
わ、ったしは、さい、っていだから、泣いっちゃ、だめなの"にぃ〜」
しゃがみ込んで顔を隠す。


