な、んで……のん
「も、もう〜やだな、私お父様にだって叩かれたことないのに〜いくら心の広い私でも怒っちゃうよ?」
こんなときにも無理にでも笑顔を作ってしまう。
何やってんだろ、私。
「今の舞桜はなんなのよ!
ほんとは、辛いくせに。泣きたいくせに。ヘラヘラ笑ってバカじゃない?
舞桜だって桐原くんのこと好きでしょう?なのに、なんなのよその言い方。ねえ舞桜、どうしてそんなこと言ったの?
舞桜のことみてたらわかるわよ。桐原くんを見る目が、どんなに優しいか。桜として桐原くんに会ってる舞桜がどんなに可愛くてキラキラしてるか。
桐原くんといるとどんなに楽しそうに笑ってるか、自分で気付いてる?
ねえ、舞桜。どうしてそんなに無理するの?舞桜の顔に泣きたいってかいてあるわよ。泣きたいなら泣きなさいよ。
私の前で無理する舞桜なんてみたくない。何年一緒にいると思ってるの?私のことバカにしないで。そんな、そんな辛そうな笑い方、黙ってみてる、なんて私できないから」
のんが私をじっと見つめる。


