でもね、本当は
「俺は!ずっとお「それに桐原くんには7年前の初恋がいるでしょ?それってすっごく素敵なことだよ!その気持ち大切にしてね?
私応援するから!」
『ごまかし』って意味もあるんだよ。
「なあ滝川、話聞けって!」
桐原くんがイライラしているのが手に取るようにわかる。
それでも、
私は引き下がらない。
もっと、もっと私は最低なやつになる。
私の言葉には嘘ばっかりだから。
「あ、そうだ!
ね、桐原くん。もし私のこと好きならさ
私が社長令嬢ってこと、クラスの子に黙っててくれるよね?」
桐原くんはなにも言わない。
もう、十分だね。
「さよなら」
ピシャリとドアを閉める。
そのまま壁に寄りかかる。


