こういう日の放課後というのはやってくるのがあっという間。
今日の授業なんて何一つ身が入らなかった。
気づいたら私は今、生徒会準備室にいる。
時計をみると、現在の時刻は15:57。
約束の4時まで、あと3分。
「すぅー、はあーー」
深呼吸をして少しでも緊張を紛らわそうとする。
たとえ好きって言えなくても、伝えちゃいけなくても、
桐原くんとはかたをつけなきゃいけない。
しっかり目を見て話すんだ。
それが今、私にできる最大のことでしなければならないこと。
「よし」
小さく声に出す。
____ガラッ
扉が開いて、息を切らした桐原くんが現れる。


