「お前が、女子集団に絡まれてたから」
もしかして、
助けて、くれたの?
そ、っか。
ああもう。どうしよう、コントロールが効かない。
口が勝手に緩んでくる。
やっぱりどうしたって嬉しいじゃん。
こんなとき、助けてくれるなんてズルイよ。
いつも、私の手を引いて助けてくれる。
前にこんなこと、あった気がする。
自分の記憶を遡る。
私が、桐原くん関係で呼び出しくらって、それで……
あ、思い出した。
前にも私が先輩に呼び出しくらってるところを、桐原くんは助けてくれたんだ。
そんなに前のことじゃないのにとっても懐かしく感じる。


