「ほら、行くぞ滝川」
「ぇ、桐原くんっ、引っ張らないでぇ〜」
勝手にことが進んでいき、腕をグイグイ引かれて歩いていく。
桐原くんの表情は見えなくて会話もなし。
そういえば、桐原くんはなんで私の居る場所わかったんだろう?
「ねぇ桐原くん、呼び出しってぇ私〜どこに行けばいいのかなあ?」
私がそう聞いた途端、
「ぉっとと、もぉ〜舞桜、びっくりしたぁ」
桐原くんが急に立ち止まった。
いや、冗談抜きで急に止まらないでください。緊急停止は危険です。
そして私に背を向けたまま話す。
「担任からの呼び出しなんて嘘だから」
「へ?」


