「滝川さん、このところ寝不足だったのよね?その状態で体育なんて、危ないでしょ、無理しちゃダメ」
え、寝不足ってことまでお見通し!?
先生何者ですか!
「って桐原くんが」
ニコニコと言う先生とは対照的に私の表情は凍りつく。
え、うそでしょ?
信じ、られないんだけど……
ほんとに、
「桐原くんが……そう言ったんですか?」
「そうよ、ここまで運んで来てくれたのも桐原くん。だから感謝するなら桐原くんにしなさいね?」
もう、なんで?
なんでよ、なんでそんなに優しくするの?
しばらく話してないのに私が寝不足だって気づいてるの?
私は桐原くんのこと避けまくってるんだよ?
どうして、いつもいつも助けてくれるの?
誰にでも、そんなに優しくするの?


