「あの日さ、どこのパーティー会場かは覚えてないんだけど、私とのんでいつもみたいにかくれんぼ……してたんだよね
のんが鬼で私が隠れて。それで私は会場の隣にあるホテルの一部屋みたいな、明かりが一つついてるだけで薄暗いところに隠れてたの。なかなか見つけられないだろうなって自信もってさ。
それで、のんが見つけてくれるの待ってた。最初はワクワクしながら、ね。
ても、のんはいつまでたってもこなかった。30分、1時間経っても。
ワクワクしてた私もだんだん不安になってきて外に出ようとした。
そしたら、ドアをいくら押しても開かなくて、ビクともしなかった。その時初めて、ドアの鍵が閉められてることに気づいたの。
もう怖くて心細くて涙がおちそうになった。
そんなときに大きな雷まで落ちて……部屋についてる小さな電球もチカチカ消えそうになってさらに部屋が暗くなって行った。
私はもう我慢できなくて怖くて怖くて涙が溢れて大声で泣いちゃったんだ。一生このまま1人だったら誰もきづいてくれなかったらどうしよう、って。


