車に乗り込むと芹沢さんが運転席に座って待っていてくれた。
「舞桜様、ご体調が優れませんか?」
「ううん、大丈夫。芹沢さんありがとう」
首を横に振って否定すると、芹沢さんはぺこりと頭を下げて車のエンジンをかける。
車が少しだけ揺れて動き始める。
「とりあえずお嬢様。まずは」
すごく嬉しそうな笹本。
な、なに?
「そのようなメイクを落としましょう!」
「え?」
はあ……
ここに来て、なぜそうなるっ!
「お嬢様はご自分のお姿がお見えにならないのでお分かりにならないと思いますが、アイメイクは元よりその他のメイクも大変なことになっておらます!
ただでさえ、お綺麗ではないメイクですのに今のお姿は最早顔面崩壊と言っても過言ではありません。ゆえ、落としましょう!」
前から思ってたけど笹本って私の顔大好きだよね?


