自分が、わかんないよ
なにがそんなに悲しいのか苦しいのか、わかんないよ……!
何に怒ったらいいのか、わからない……よ。
ザーザーぶりの雨。真っ暗な空。
廊下の明かりだけが頼り。
「お嬢……様?」
ひざに顔を埋めていた、そんなとき。
聞き慣れた、声が降ってきて顔を上げる。
「え、笹本……なん、で?」
学校には、来ないように頼んだよね?
「お嬢様が、お泣きになっているのではないかとか思いまして」
え……なんでバレてるの?
「雷、鳴っていましたので。お迎えに上がりました」
雷?
……あ!そういうこと!
私が暗いとこと雷苦手だから、か。


