私、逆高校デビューします!


***



教室に入るとすでに隣の席には桐原くんがいた。


「ねむ……滝川、おはよ」


桐原くんはあくびしながら朝の挨拶をしてくる。


その様子はいつもどおりで、


「ぁ……おはようございますですわぁ桐原くんっ」


いつもどおり過ぎるでしょ!!


この人木曜日に私にキスしたこと忘れてるの?


私は動揺しすぎて変な挨拶になってるというのに。

挨拶しただけで、キスのこと思い出して平静保てなくなるのに。

私はそのせいで寝不足なのに。



なんで桐原くんは普段通りなの?


なんか、やだ。

自分だけ、気にしててやだ。

私はそのことばっか考えてるのに。