「遅刻して申し訳ございません。花音お嬢様。少々寝不足でして」


深々と頭を下げる。


「ねえ、ちゃんと謝る気ある?」


「へ?」


顔を上げてのんを見上げると、
ゴォーっと音がするようなドス黒いオーラが見え……はしないけど

絶対そういうオーラ出てる!


「なぜだ〜っ!私はきちんと誠心誠意込めて謝ったのに!」


そんなドス黒いオーラ出される覚えはない!


のんにじーっと顔を見られる。


「舞桜、肌が荒れてるわね。いつもより化粧のノリが悪い」


って私の言葉無視!?

うーん、なんか悲しいぞ必死の抵抗したのにさ。