気づいたら、


「してみる?」


なんて言ってる口にしている私がいた。



なんでだろう。


今、胸の中が不思議なくらい

すごく真っさらだ。


だんだんと近づいてくる桐原くんに、自然と目を瞑ってしまう。


ハート型の噴水が桜色に輝いていた。