「お前、さっきから歩き方変だったしからなー。
無理、してんじゃねーよ」
頭をぽんっと撫でられる。
……なにこれ。
一瞬、触れられただけなのに。
なんか、照れる。
「う、うん。ありがとう」
桐原くんから少し顔を逸らす。
なんとなく、今は見られたくない。
「……おー」
やばい。沈黙になってしまった!
何か話題!っていうかそうだ!
「あの、優雅さん!お金、払う!いくらだった?」
私まだ桐原くんにお金払ってなかった!
「あー、いらねーよ。
こんくらいで女から金もらうほど困ってないんで」
うん、まあ君は御曹司様だしそうだとは思うんだけどね。
私としては払わないと落ち着かないっていうか!


