「自覚なかったのかよ……とりあえずそこ座って」
呆れ顔の桐原くんにベンチに座らされる。
「あの、大丈夫だと思うよ?」
そんな私の声は聞こえないのか桐原くんに靴を脱がされる。
「あ、」
かかとの上の部分が少しだけ赤く腫れてる。
気づかなかった……
なんで桐原くんは気づいたんだろう。
ってあれ?!桐原くん消えてる!
けが人は面倒ですか。放置ですか。
ひどいじゃないか〜!
もう、なんなの!
自分ですら気づかないことに桐原くんが気付いてくれてちょーっとだけ嬉しいな、とか思ったのにさ!
撤回だ、撤回っ!!


