「あ、舞桜ちゃん待って!」 私の名前まで知ってるのか!どこまで私のこと知ってるんだ! あれ?でもどこかで聞いた声のような……? チラッと一瞬振り返る。 「こんにちは、舞桜ちゃん。家まで送ってくよ、乗ってよ」 あ、一輝さんか! でもなんで私のこと知ってるんだろう? 私は一輝さんのこと知ってるけど…… 滝川 舞桜としては会ったことないのに。こないだの顔とだいぶ違うのに。 「ほら、とりあえず乗った乗った」 一輝さんの爽やかな笑顔が車の窓から覗いてる。