私、逆高校デビューします!



最後の言葉も。

キスされた直後、一瞬だけぶりっ子の仮面を外してしまった。


多分桐原くんにはそれがバレてる。


桐原くんのあんな他に目もくれないような真っ直ぐの視線、初めて見た。


桐原くんが掴み所のない人だなんてこと、ずっと前からわかってた。


けど、ここまで次の行動が読めない人は初めて。

普段はゆるそうに見えるし授業中だって真面目にやらないから、ついつい忘れてたけど、


桐原くんってのんと一緒で、うちの学校主席で入学してるんだよ。


そんな人が洞察力が鋭くないわけない。


一瞬の、隙も与えちゃダメだったのに……


桐原くんがキスなんてするわけないって思って決めつけたからだ。