嘘、やめて。やめてよ。 やだ…… やだ、やだ!! 暗いのは、いや 暗いのは、 怖い……の ………一人にしないで 「桜、さん。大丈夫だから」 桐原くんの優しい声にハッとする。 桐原くんの温もりに、ぎゅっと抱きしめてくれる腕に安心する。 不本意だけど、今桐原くんに抱きしめられてて良かったと思ってる自分がいる。 桐原くんのタキシードの裾をぎゅっと掴んでしまう。 桐原くんの手が私の肩を引き寄せる。 あれ、体の震えが止まってく……?