「あのね、笹本。熊なんていないよ、私が勝手に勘違いしただけだけだったんだよ……それでもっているのは笹本の足元に倒れてる桐原くん」 熊の話なんてしてる場合じゃなかった! 笹本はバッと足元を見る。 その途端 「え、ああわあわわ!!? ふぅー。 あ、あのお嬢様……もしかしてこのお方はあの桐原様で、いらっしゃいますか?」 慌てたと思ったら、不安そうに聞いてくる。 「電話でもそう言ったじゃんか。 そうだよ。そこに倒れてるのがあのKiRHaRの御曹司、桐原……あ、下の名前忘れたわ」