「なっ、なんでもいいでしょ!はる教えてくれてありがとう。じゃあね!」




「あっ、ちょっと凛!まだ話は終わってなーい!」




後ろで叫んでいるはるを放っておいて、私は弁当を持ってC組へと走った。




C組について、ドアから顔を覗かせる…するとそこには女子に囲まれた陽向くんの姿があった。




どうしよう…あんなに囲まれてたら入りずらいよ。それに弁当持ってるから、ファンのこが作ってきて渡してるとか勘違いされたらどうしよう…!




1人でオロオロしていると一人の男の子に話しかけられた。