王子との甘い同居生活

憂鬱な気分になりながらも、下へおりた。




リビングに行くと陽向くんはいなくて安心した。




「凛ちゃん…昨日、陽向が言ってた事だけど…」




「大丈夫。もう気にしてないから」




ニコッと笑ってそう答えた。智美さんも気をつかってくれたんだ。




もしかしたら昨日の言葉で私が傷ついているかもしれないって。




「……そう」




智美さんも弱々しく笑ってくれた。