「宇佐美っ…」




「んんっ…」




陽向くんの声で目が覚める。




「もうすぐ着くから」





あまりにも優しい笑顔に優しい声だからまた寝そうになった。




そして私達がおりるバス停についた。




バスからおりて、とぼとぼと二人で歩く。




二人とも何も言わずにただ黙って歩く。