｢さぁ、着いた。ここが我が家よ｣




車で十分くらいで着いた場所は大きな二階建てのお家だった。




｢ここからだったら、凛ちゃんの通う高校もそう遠くないでしょ？｣




｢うんっ…！｣




｢さ、荷物運びましょー｣




車の中に置いてある荷物を持っていこうとしたら…




｢貸して。俺が持つから｣




サラッと持っていってくれる彼。




｢え、でも悪いですよ｣




｢なにいってんの。荷物は男が持つでしょ普通。｣