「蒼も行くだろ?人数多い方が凜も喜ぶと思うし。」
もちろん行かないはずがない。また彼女の滑りを見たいと思ってた。
「え、凜のこと知ってるの?」
「ああ。昨日の試合連れて行ったんだ。」
俺の代わりに空が答える。
「あんた、凜のこと狙ったりしないわよね?あの子は純粋で良い子なの!」
「はぁ?!」
何こいつは急に変なことを言いだすんだよ。いつものことだけど。
「まあ、サッカー部バカの蒼には扱えないわよ。ねぇ、空。」
「俺は別に、凜の相手が蒼でも構わないけどねー。」
あはははっと笑いながら美波に言う空。
話が飛びすぎてて、2人についていけません。
