通学路


「まっ待って!」

廉くんの制服の裾を掴む。

「!?」

「わっ
わわっ私っ
私も廉くんが好きです!
いつも元気で、明るくって太陽みたいな廉くんが好きです!!」

ホレたと言われてもなんだか反応が怖くて下を向く。

(はわっ
言っちゃったっ
言っちゃったよっ)