通学路


ドキン

(そんな風に見てくれてたんだ…
廉くんは私のこと知らないって思ってた。)

「あのさ、返事はいつでもいいから!」

「え?」

「そのうち聞かせて!
じゃーね♪」

(廉くんはちゃんと言ってくれたんだ。
私も言わなきゃっ
今言わなきゃ廉くんに向き合えない気がする)