腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

教室に入ってすぐ、俺は例の朝霧 由花を見つけることができた。


てか、目立ってるからすぐ分かった。


多分、悠真が言ってた朝比奈さんっていうのが横で楽しく話してるあの人のことなんだろう。


なるほどな。どっちも美人だ。悠真があんなにはしゃぐのも少し分かる。


クラスのほとんどの男子たちは、朝霧さんに熱い視線を向けてるみたいだし女子の中にも「綺麗だね」なんて話してる人もいる。


てか、本人それ気づいてなくね?


大抵の女は俺におちる訳だが、あいつがどうなのか俺はすごい興味を持ち始めていた。


精々、少しは退屈しのぎで俺を楽しませてほしい。簡単に落ちるような女ほどつまらないものはないだろ。


話しかけてみようかと思った矢先、俺の周りにはクラスの女子たちがわんさか集まってきてしまった。


これじゃ、話せねーじゃん!お前ら、どっか行けよ!


本心では「チッ」と悪態をついてもすぐに王子様スマイルに切り替えて、いつもの対応。


今更だが、俺ってすげえな。