腹黒✩王子に恋してしまいそうなんですが!

「な?」


だから、顔近いんだってば!!


「あっ、は、はい!」


一ノ瀬君は『はあ』と大きくため息をついた。


しまった。


「また、敬語になってるけど」


「うっ…分かった」


男の子とタメ語で話すなんて、慣れてないのにな…


なんて思ったけど、一ノ瀬君が嬉しそうに笑ったから、どうでも良くなってしまった。


なんだ…そんな風に笑える事、できるんだ… ちょっとだけ幼く見えるかも…


それは、偽りの王子様スマイルでもなく、意地悪な笑みでもないから。


って、やだよ~!また、ドキドキしてきちゃったじゃん!どうしてっ!?


そっと、胸に手を置いて考えて見ても、分からないものは分からない。